今朝の馬毛島です。
朝の7時頃に撮影しました。
すごい雨で何も見えませんでした。
しかも車の中からの撮影です。
すみません。
傘を忘れてしまいました。
馬毛島関連情報
第5回目はこれです。
「特定有人国境離島地域社会維持推進交付金事業について」の国の説明資料です。
内閣府のホームページより掲載しました。
馬毛島関連ニュース
以下は南日本放送さんより
馬毛島めぐる市民の声 八板市長が岸防衛相に伝達
2/3(木) 19:48配信
MBC南日本放送
鹿児島県西之表市・馬毛島への自衛隊基地整備とアメリカ軍の訓練移転の計画を巡り、八板俊輔市長は3日、防衛省を訪れ、市内の関係団体から聞き取った要望などを岸大臣に伝えました。
(八板俊輔市長)「期待する声としては、主に商工業などの産業界から整備工事による仕事や雇用の増。不安を訴える声としては、将来的な軍事拠点化。有事の際の攻撃対象となること」
国は西之表市・馬毛島に自衛隊基地を整備した上でアメリカ軍の訓練を移転させる計画で、去年12月に新年度予算案を閣議決定したことを受け、これまで「候補地」としていた馬毛島を「整備地」に決めました。
これに対し、計画に反対する西之表市の八板俊輔市長は、賛成派や反対派をはじめ、市内の経済団体などおよそ50組に聞き取りを行い、寄せられた要望や意見を3日に岸防衛大臣に伝えました。
要望や意見の概要では、国の交付金による産業への助成を求める声や、基地整備で賛成・反対派の住民の分断への懸念、漁業への影響のほか、また、西之表市への恩恵がないなどとの声が挙げられています。
また、八板市長名義で出された要望書には「住民の不安解消に繋がる対策を目に見える形で行うことが必要」「西之表市への交付金や隊員の居住などについて特段の配慮を要望する」などと記されています。 要望書や概要は3日から西之表市のホームページで公開されています。
(岸防衛大臣)「防衛省としては、今後とも市長と緊密に意思疎通を図りながら地元の声に耳を傾けたい。住民の期待する声に応えて、不安な声には解消に努める」 計画を巡っては、八板市長は反対の立場ですが、これまでの再三の防衛省との面会で自身の意向を伝えず、3日も伝えることはありませんでした。
(八板俊輔市長)「私の考え(反対)は変わらない。市長として住民の分断を助長するようなことはあってはならない」
(Q.どう解釈していいか、つかみかねる。市民の混乱を招きかねないのでは) 「市民の安心・安全を守ることを示しながら提案しながらやっていく」
(Q.受け入れも選択肢の1つか) 「国と協議をこれからするから、その中で決めたい」
一方、種子島の2つの町は計画への賛否は八板市長と異なっています。 自衛隊車両を保管する車庫や隊員用宿舎などの整備が計画されている南種子町の小園裕康町長は、これまで賛否を明言しませんでしたが、馬毛島が整備地に決まったことから、2日に賛成の意向を示し、岸防衛大臣へ計画推進を求める要望書を提出しました。
(南種子町 小園裕康町長)「(馬毛島を)国で整備地に決定したので、賛意を示してやっていく。今年1月にかけて住民にもこれまでの経過を説明したので、協力しながらやっていく。」 中種子町の田渕川寿広町長も2日に初めて賛成を示し、南種子町と同様の要望書を提出しています。
以下はKTS鹿児島ニュースさんより
西之表市・八板市長「再編交付金など特段の配慮を」防衛相に要望 馬毛島巡り〈鹿児島〉
2/3(木) 20:16配信
鹿児島テレビ
防衛省がアメリカ軍の訓練移転などを計画する鹿児島・西之表市の馬毛島を巡る新たな動きです。計画に反対の立場の西之表市の八板俊輔市長は3日、岸防衛相と面会し、再編交付金や自衛隊員の宿舎に関して「特段の配慮をしてほしい」などとする要望書を提出しました。
八板市長が交付金などについて配慮を求めるのは初めてとみられ、容認の立場に転じたともとれますが、八板市長は賛否については明言しませんでした。
西之表市の八板俊輔市長は3日午後、防衛省を訪れ、岸信夫防衛相と面会しました。 西之表市の馬毛島を巡って防衛省は、アメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備を計画していて、2022年度予算案には3000億円を超える施設整備費などを計上し、基地整備地への動きを加速させています。
八板市長は計画に反対の立場です。しかし、3日の面会では計画が新たな段階に進んでいるとして、これまでとは異なる発言をしました。
西之表市・八板俊輔市長「施設整備に際し、馬毛島を有する西之表市への再編交付金等の交付や隊員居住についても特段の配慮を要望する」
岸信夫防衛相「防衛省としては今後とも市長と緊密に意思疎通を図りながら地元の皆さんの声に耳を傾けたい。市長には住民と国との橋渡しをお願いしたい」。
面会には地元選出の国会議員で計画を推進する森山裕衆議院議員も同席するなど計画反対の立場から容認の立場に変わったともとれますが、八板市長は賛否を明言しませんでした。
八板市長「考える材料が充分ではないが、新しい局面に至っている時期をみて、しかるべきときに考えを示したい。再編交付金の経済的効果について訴える声が多い。そのことを今回の要望の一環で示した」
3日の動きを受け、賛成派の西之表市議は…。
(賛成)杉為昭西之表市議「半歩前進したと喜んでいる。要請書の内容を拝見する限り、特段の配慮を強く要望すると書いてあるので、容認だと受け取っている。市民の方々がお互い納得するように進めてほしい」
一方、反対派の市民団体の代表は、八板市長が賛成に転じることはないと話します。 馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会 三宅公人会長「同意できないという立場は貫くと思う。少なくとも任期の3年は私も信じている」
八板市長は、4日、塩田知事と面会し、一連の経緯などを報告するものとみられます。
以下は朝日新聞さんより
馬毛島の基地整備計画、地元市長の口から消えた「不同意」
2/3(木) 21:30配信
馬毛島。後方は種子島=2021年3月10日午後、鹿児島県 朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影
鹿児島県西之表市の無人島・馬毛島への米軍訓練移転と自衛隊基地整備の計画をめぐり、西之表市の八板俊輔市長は3日、防衛省で岸信夫防衛相と面会し、基地整備を前提に、国との協議の場を設置し、米軍再編交付金などで「特段の配慮」を求める要望書を提出した。
反対を続けてきた地元首長が歩み寄る姿勢を示したことで、曲折を経てきた馬毛島の計画が大きく進む可能性がある。 【写真】岸信夫防衛相(左)に要望書を手渡す西之表市の八板俊輔市長=2022年2月3日、防衛省、具志堅直撮影
岸田政権は昨年末、2022年度政府予算案に「馬毛島基地」施設整備費として3183億円(後年度負担を含む)を盛り込み、計画を正式決定。1月7日の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では、岸氏が「早期の整備に向けて政府全体として努力していく」と表明。米側も歓迎する意向を示し、両国で推進する方向で一致した。
政府決定を受けて、八板氏は要望書で「問題が新たな段階に進んでいる」と表明。1月に区長会や商工会など市内の計51団体から意見聴取し、再編交付金への期待や、基地整備に伴う住民の安心安全を担保するための国との協議の場を求める声があったと伝えた。
市への米軍再編交付金の交付や自衛隊員の居住などにも「特段の配慮を要望する」と訴え、米軍訓練移転や自衛隊基地整備の受け入れを前提に国との交渉を進める姿勢を鮮明にした。
これに対し、岸氏は「市民の不安や懸念が協議の場を通じて解消されるよう努力していく。再編交付金なども最大限配慮するよう検討していく」と応じ、「地元の声にしっかり耳を傾け、速やかに事業を進めていきたい」と力を込めた。
面会後、八板氏は記者団に「現実的な対応によって市民の不安を解消する必要がある」と強調した。計画への賛否を問われると、「しかるべき時期に示す」と留保する一方、「私の考えは変わらないが、市民の代表たる市長として住民の分断を助長することはあってはならない」と述べた。
■反対派「惑わされず」、推進派「半歩前進」
鹿児島県西之表市の八板俊輔市長は馬毛島の計画への「不同意」を訴えてきたが、3日の岸信夫防衛相との面会で、そうした言葉を口にすることはなかった。
終了後、報道陣から計画への賛否を繰り返し問われたが、表情をこわばらせて「しかるべき時期に示す」「要望書に書いたことがすべて」などと明言を避けた。
八板氏は約1年前の市長選で市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と当選後も「不同意」を継続するとの協定を結んだ。団体は3日、計画反対の要請行動で上京中だった。山内光典事務局長は「防衛省の土俵で話し合いを進める必要はない。交付金に惑わされず、同意しない態度を貫いてほしい」と述べた。
一方、計画推進の政治団体「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」は、八板氏ら市側に賛成に転じるよう促してきた。団体事務局長の杉為昭市議は「『不同意』を事実上引っ込めて『中立』に寄った。半歩前進」と受け止める。
その上で「意思表示せずに、多くの交付金や隊員駐留を求めるのは虫がよすぎる。しっかり賛意を示さなければ」と注文を付けた。
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