今朝の馬毛島です。
雨が降っているのかもしれません。
ぼんやりと霞がかかっているような馬毛島の風景です。
最近は、少し秋めいてきて過ごしやすくなりました。
日中には、温度が上がるので注意する必要がありますが、熱中症対策もそれほど気にしなくてもよさそうです。
種子島は1543年ポルトガル人の来訪を機にした鉄砲伝来で有名です。
鉄砲伝来の史実は、国産銃の第1号を生み出したその能力と知見、外国人と意思の疎通ができるまでの素養の高さなど、地元の人たちには誇りうるものとして認識されています。
戦国時代に終わりをつげ、近世の幕をあけて出来事としても大切にされています。
でも、結局は強力な兵器を作った、それを日本が持ちえたということでもあります。
そういったことを思ったときに、馬毛島という生地に自衛隊基地ができるというこれまで経験したことのない出来事の直面しようしている種子島の人々の皮肉な運命を思ってしまいます。
それでも、これまでもそうだったようにこのおおらかな島民性をもって人たちは、やり過ごすように暮らしていくのだろうなと想像してしまいます。
そのことが、良いことなのか悪いことなのかの評価も気にすることなく、ひょうひょうと対処するような気がします。
「おーい、馬毛島」と呼んでみても何も返事をしないのには、島民は慣れっこになっています。
それでも、見続けて、問い続けるのでしょう。
そう暮らし続けるのです。
世界が平和でありますように。
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