馬毛島2022年7月15日 賛成、反対、中立考

馬毛島

今朝の馬毛島です。
なんだか曇った天気です。
天気予報は曇りのち雨、夜には激しく降ることも予想されています。

いわゆる馬毛島問題に案して、報道などでは「賛成派」「反対派」などとレッテルを貼るような報道の仕方をすることがよくあります。
それを喜んでいるような(そんなことはない場合が多いですが)姿で報道されることも多く気の毒だなと思ってしまいます。
見ていて痛々しく感じるニュースも結構あります。

私自身は「いわゆる賛成派」でも「いわゆる反対派」でもありません。
ましてや「中間派」「中立」などでは絶対にありません。
なぜ、そんな定規の両方を決めるような考え方をするのでしょう。
その方がわかりやすいので、そうしているのかもしれませんがむしろ問題の本質を外して、イタヅラに対立を煽るだけのような気がします。

昔、ブッダが人に応じて話を変えたように、問題に応じて対応の仕方は変わるのだろうと思います。
それだけ、防衛の問題は難しいし、話を単純化するだけがいいとは思いません。
丁寧に対応していく日常の積み重ねが大切だと思います。
報道で感じるように、市民が日常的に「賛成派」「反対派」をラベルをつけて歩いているわけではありません。

そういった意味では、白黒はっきりさせようと考えて行ってしまう住民投票もいかがなものかなと思います。
それだけで問題が片付くのであればNIMBY施設を抱える自治体はすぐに条例を作り上げて、さっさと投票してしまうでしょう。
そんな簡単な問題じゃないので、みんな苦しんでいるわけです。

問題は多岐にわたります。 騒音、環境、物の落下などの物理的な被害の心配、戦争発生時の対応、事故発生時の処理方法などなど…。
国レベルでも解決できなだろう問題も多く、国際情勢を見ながら対応していくのだろうな考えてしまうこともあります。
それほど難しい、単純化できない課題だと思います。
やはり、そこに単純化の視線を持ち込む報道の仕方は、いかがなものかと考えてしまいます。
では、どんな報道の仕方をすればいいのかという声が聞こえてきそうです。
そう、問題の指摘だけではいけないような気もしますが、その努力の姿勢さえ感じさせてもらえれば私はいいのだろうと思います。 島の人間に寄り添うような報道をお願いしたいなと感じます。

少しだけ、論点が外れてしまいました。
繰り返しますが、馬毛島問題に対して、私は「いわゆる賛成派」や「いわゆる反対派」などではありませんし、ましてや中間派や中立などでは絶対にありません。
この感覚をわかってもらえたらと思いながらテレビを見ています。

世界が平和でありますように。

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