今朝の馬毛島です。風が強い日になりました。岳之腰の右下の白いものは見えなくなっています。やはり船か何かだったのでしょうか。
本日4月30日付け、九州防衛局のホームページに以下の記事が掲載されていました。内容については、ホームページからご覧いただけます。
馬毛島基地(仮称)建設事業に係る「馬毛島基地(仮称)建設事業に係る環境影響評価方法書についての意見概要書の送付について」及び「馬毛島基地(仮称)建設事業に係る環境影響評価方法書についての意見書について」を掲載しました。
以下は、南日本新聞社の記事です。
馬毛島自衛隊基地計画「反対」52.1% 騒音や事故に不安 「賛成」は39.2% 鹿児島県内世論調査
4/30(金) 6:00配信
南日本新聞社が鹿児島県内の約千人に実施した電話世論調査によると、西之表市馬毛島で政府が進める米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転を含む自衛隊基地整備計画に反対と答えたのは52.1%で、賛成とした人の39.2%を12.9ポイント上回った。反対の理由は「騒音や事故が心配」が34.4%で最も多かった。 馬毛島自衛隊基地計画「反対」52.1% 騒音や事故に不安 「賛成」は39.2% 鹿児島県内世論調査
激しい騒音が懸念されるFCLPや自衛隊機訓練の実施に向け政府が手続きを加速させる中、暮らしへの影響や安全面に根強い不安を抱えている現状が浮き彫りになった。 計画に「賛成」は14.3%、「どちらかといえば賛成」24.9%、「どちらかといえば反対」が28.5%、「反対」23.6%。「分からない・無回答」8.6%だった。 騒音や事故の懸念に次ぐ反対理由は「自然環境を守りたい」33.1%、「戦争につながる恐れがある施設」27.5%だった。 賛成理由は「国防の観点から必要」が最多で65.1%に上った。中国の海洋進出を見据え、南西諸島防衛の強化が最重要課題となっていることが背景にあるとみられる。地域活性化や経済効果への期待も2割を超えた。「島の大部分は国有地化され、国の手続きが進んでいる」は8.6%。 性別で見ると、女性が反対60.8%で、賛成29.0%を大きく上回った。「分からない・無回答」も1割いた。男性は「賛成」51.2%で「反対」42.1%。「分からない・無回答」は6.7%。
調査は4月15~18日に行い、1019人から回答を得た。昨年度の前回調査では、「沖縄の負担を減らし国防の観点から賛成」「地域活性化につながるから賛成」が合わせて48.1%、「戦争につながる施設は反対」「騒音や事故につながるから反対」の計44.3%を上回っていた。 馬毛島での基地整備計画を巡っては、2019年11月に政府が地権者と約160億円で土地買収に合意。防衛省は20年8月に具体的な施設配置案を示し、同12月には港湾施設整備に必要な海上ボーリング調査に入った。 今年1月の西之表市長選では、計画に反対する現職の八板俊輔氏が容認派候補を144票差で破り再選されたものの、防衛省は2月から環境影響評価(アセスメント)手続きに着手。5月には航空自衛隊のF15戦闘機で騒音を測るデモ飛行をする。 米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP) 空母艦載機パイロットが空母出航前に必要な訓練。滑走路を甲板に見立て急降下、急上昇する「タッチ・アンド・ゴー」を日中から深夜にかけて繰り返す。米軍厚木基地(神奈川県)で行っていたが、深刻な騒音被害を受け、1991年からは硫黄島(東京都)で暫定実施する。在日米軍再編の一環で2018年3月、艦載機部隊が厚木から米軍岩国基地(山口県)へ移駐。11年6月、馬毛島を恒久的な訓練候補地として検討することで日米両政府が合意した。FCLPはField-Carrier Landing Practiceの略。
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