馬毛島 2023年11月7日 基地経済

馬毛島

今朝の馬毛島です。
空は少し曇っていて、海は荒れています。
馬毛島周辺に作業船の姿を見る事はできません。

たくさんのクレーン船が、西之表港内に停泊しています。
馬毛島と種子島の間に行きかう小舟も確認することはできません。
今日、工事はできないのでしょうか。

先日友達の農作業を手伝いに行った時にある70歳位の男の人と話をすることができました。
その人は朝と夕方車の運転手をしているようで、馬毛島関係の作業員などを送迎しているということでした。

朝と夕方だけの仕事なので、日中の時間帯は空いています。
拘束時間には入るわけなのですが割と自由にできるので、今回のような農作業の手伝いをすることができるのだと言うことです。
日給月給の1万円ということでしたので、月20日も働けば20万円を手にすることができます。
もう年金をもらえるような年齢だと思いますので、十分な生活費になるのだろうと思います。
その方にとっては良い選択でありありがたい仕事なのでしょう。

でも、朝晩の時間帯が大切な農作業はする事はできなくなっているのかもしれません。
そして、もしかしたら畑もだんだん荒れてきているのかもしれません。
荒れた畑が多くなってくると農業関係の産業が衰退していってしまいます。
畑を馬毛島の工事関係者駐車場に貸し出すようなこともおきてくるのかもしれません。

こうやってどんどん地域経済の中で馬毛島が大きな地位を占めてくるようになるのだろうと思います。
こういったことを基地経済と言うのでしょうか。

われわれはよく考えなければなりません。
一人ひとりの選択が間違っているとは私は思いません。
その人にとっては最適な方法であり、最も良い選択をしているはずです。

けれども、地域全体から見るとマイナスの方向に動いてしまうように感じます。
マイナスは言い過ぎなのかもしれませんが…。

でも、そうではないとしても将来的に発生するかもしれない危機的な状況を避けるために国の動きや、世界の動きをしっかり見ておく必要があるのだろうと思います。
日常の生活だけを見るとなかなか難しいことかもしれません。
われわれは学び続け、見続けていかなければなりません。

世界が平和でありますように

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