今朝の馬毛島です。
久しぶりに晴れました。
馬毛島上空は雲がかかっていますが、その上は青空が広がっていて上空には丸い月が見えます。 とてもきれいな風景です。
ほんとに自然は雄大で、美しいものだなと思います。
海の上も穏やかで、たくさんの船が行き来しています。
今日も1日が始まろうとしています。
馬毛島の北のほうの白い筋は今日はあまり見えません。
それでも現場では、大規模な工事が行われているのだろうと想像します。
最近は、種子島でも工事関係の車両をたくさん見ることができます。 良いことなのかもしれません。
でも不安なことでもあります。
人の状況、人口動態などもどんどん変わっていくのでしょう。
次回の国勢調査がどうなるのか心配だったりします。
大きな数値の変化が現れるはずです。
地方交付税にも影響します。
ほんとに政策をしっかり立てて、対策を急がないと大変なことになるような気がします。
世界が平和でありますように。
馬毛島関連ニュース
着工から1カ月 工事の光と影 鹿児島県西之表市・馬毛島
2/8(水) 20:48配信
アメリカ軍の訓練移転や自衛隊施設の整備に向け、鹿児島県西之表市の馬毛島で2023年1月から基地工事が始まった。着工から約1カ月、街に広がる影響を取材した。 2023年2月8日午前。西之表市・馬毛島上空からヘリコプターで島の様子を撮影した。
安楽 遥記者
「馬毛島の中央部には資材や重機が置かれていて重機で土を掘っているのが確認できます」
島内の複数の場所で木の伐採作業も行われていて、土がむき出しになり切られた木が山積みになっていた。港には大きなクレーンも確認でき、防衛省による工事が着々と進んでいることが伺えます。
2023年1月12日、馬毛島で基地工事が始まり約1カ月。 漁業、宿泊業、そして観光業に携わる西之表市の関係者は、それぞれの立場で街の変化を感じている。
2月2日の西之表港。まだ薄暗い午前6時半ごろ、次々と漁船が出航した。工事関係者を馬毛島へ運ぶ交通船だ。
主に漁業者が担うこの業務の日当は9万円。この時期しけでなかなか漁に出られない漁業者にとって、日当9万円は安定した収入となるため、計画に反対する漁業者さえ、携わることがあるという。
馬毛島周辺で30年以上漁業を営んできた濱上三郎さんはこう語る。
濱上三郎さん
「種子島と馬毛島の間にちょうど漁場があってそこでよく漁をしていた」
船のエンジンが故障しているため交通船の業務は担っていない濱上さんだが、工事で漁が制限されることで支払われる漁業補償を理由に、計画に賛成している。
濱上三郎さん
「船が乗れないから陸に上がってアルバイトしているけど、それで生計を立てているから、馬毛島の漁業補償金が入ってくれば万歳」
工事の影響は街並みにも現れている。
西之表市に建設中の4棟の大きなプレハブ。
工事関係者の住居や事務所として最大200人程度が滞在予定で、工事の規模の大きさを物語っている。
工事関係者の姿は宿泊施設にも。 市内のカプセルホテル、これまで2割だった稼働率はが、工事が始まった1月には8割まで上がった。
種子島あらきホテル 荒木政臣専務取締役
「主な客としては工事関係者が多い。客層が変わってきている」
経営者の荒木さんが案内してくれたのは新しく整備したホテルの別館。
種子島あらきホテル 荒木政臣専務取締役
「普通のホテルとは違い、見てもらえれば分かるが冷蔵庫も大型化していて、電子レンジもつけた。奥に入れば全自動の洗濯機。乾燥機もある。長期滞在を主として利用してもらいたい。
(工事関係者から)2月上旬から半年ほどの予約をいただいている」 工事によって宿泊施設が活況に沸く一方、マイナスの影響も出始めている。
種子島Sea-Mail
林哲郎さん 「店をオープンして24年目だが、今までこういうことはなかった」 こう話すのは、西之表市でダイビングショップを営む林哲郎さん。
既に5月の大型連休や夏休みの予約が20件ほど入っているが…。
種子島sea-mail
林哲郎さん 「泊まるところがない。手配してもらませんかという問い合わせがほとんど。宿泊先が決まらないと私たちも受け入れることができない」 宿泊施設が空かず観光客が来られなくなれば、店にとっては死活問題だ。
林さんはこの状況を乗り切るため、ダイビング客専用の簡易な宿泊施設を建てることに決めた。
種子島sea-mail 林哲郎さん
「ダイバーの宿泊所を、プレハブを建てて対応しようかなと」 馬毛島で工事が始まって約1カ月。
今回取材に応じた3人はいずれも計画に賛成の立場だ。
しかし、それぞれが関わる業界の将来に、影も見いだしている。
漁業者・濱上三郎さん
「寂しい。30年くらい漁をしてきた。みんなと一緒に。(防衛省は)5年間は補償するというが、6年目になったらどうなるのか」
交通船の業務のため漁に出なくなる仲間が増える中、口にしたのは寂しさだった。
濱上三郎さん「寂しい30年くらい漁してみんなと一緒に」
「5年間は補償するというが6年目になったらどうなるのか」 ホテル経営者の荒木さんが抱くのは、危機感。
種子島あらきホテル 荒木政臣専務取締役
「工事関係者は、ご飯は食べに行くかもしれないが、お土産やアクティビティーをするかというと、観光客とは違う。
これから3年、4年、5年と続く工事。我々はそれで終わりではないので、この種子島をどうやって発展させていくか。
観光業者としては、種子島が忘れられてはならない」 既にマイナスの影響を受けている観光業の林さんは。
種子島sea-mail 林哲郎さん
「我々観光関係の人間は(工事に伴う)補助金がない。
自己防衛しかない。
交付金をもらって市民生活の底上げをしていくべきだと考えているから(計画に)反対ではない」 取材で見えてきた光と影。
約4年とされる工事が終わった後、街には何がもたらされるのか。 それぞれの立場で考える日々が、続いていく。
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