馬毛島 2023年2月10日 見えない

馬毛島

今朝の馬毛島です。
といっても全く馬毛島の姿は見えません。

低気圧が通過していってるせいでしょうか、雨も風も強くて視界が全くありません。
海はなんとなく静かなのですが、なにぶんこの暗い天候では何も確認することはできません。

西之表港旧港の灯台の青い明かりが、やけに明るく感じられます。
西之表港と言えば、これから港湾の整備が進められていくのだろうなと思いますが、どのような状況になるのか楽しみでもあり心配でもあります。
洲之崎周辺はずいぶん変わっていくのだろうなと思います。
いい感じのまちづくりをしてもらえたらいいなと思います。
洲之崎の地域の人たちの為にも、良い施設整備をしてほしいものです。

世界が平和でありますように

馬毛島関連ニュース

以下はKT S鹿児島ニュースさんより

「馬毛島に3000床超えるプレハブ宿舎建設」防衛省が議会に説明 鹿児島・西之表市

2/10(金) 18:45配信

鹿児島ニュースKTS

鹿児島テレビ

アメリカ軍の訓練の移転に伴い、自衛隊基地の建設が始まった鹿児島県西之表市の馬毛島について防衛省は10日、馬毛島に3000床を超える工事関係者の宿泊施設を造る考えを市議会に説明しました。

10日、防衛省の担当者が西之表市議会に対して説明した内容とは

ー 防衛省地方協力局・原田道明参事官

「現地におきまして、今後、作業員のプレハブづくりの宿舎3000床を超える規模を見込んでおります」

1月に着工した馬毛島での自衛隊基地建設をめぐり、現在、工事関係者は種子島から船で島に通っていますが、防衛省は今後、馬毛島にも工事関係者用の宿舎を建設する考えです。

これについて、議員からは馬毛島で医療体制が整っていないことを懸念する声があがりましたが、防衛省は、馬毛島に看護師を常駐させ、緊急時には、西之表市の病院などとリモートで結んで対処する考えを示しました。

一方、工事関係者の宿舎は西之表市街地周辺にも建設されていますが、今後、どれ位の規模で宿舎が展開されるかについて防衛省から明確な答えは示されず、議員からは不満の声が聞かれました。

西之表市議会・宇野裕未議員(反対派)
「事業者である防衛省が、全く人の動き(工事関係者)に対しての回答がなかったというところが、本当に驚きと残念でならない。それを把握していないのにどう対応するのか。そのことを再度要求したい」

【馬毛島基地着工1か月】賛否で割り切れない…住民の複雑な思い 鹿児島

2/10(金) 19:01配信

MBC南日本放送

MBC南日本放送

鹿児島県西之表市の馬毛島で、自衛隊基地整備とアメリカ軍の訓練移転に向けた工事が始まって、あさって12日で1か月。
工事で変わる地元を、沖縄の基地問題などを研究する専門家が見ました。そこには計画を「賛否」だけで割り切れない、住民の複雑な思いがありました。

(明星大学 熊本博之教授)
「土地が平たいので使いやすい。訓練施設にしたい狙いはよく分かる」 基地問題や地方自治が専門の明星大学・熊本博之教授です。沖縄県・辺野古の米軍基地問題について20年間、研究を続けています。

(熊本教授)
「馬毛島の問題を抱えている島という感じがあまりしない。辺野古に行けば(賛成・反対の)いろんな看板や横断幕が見られるが、そういう様子があまり見られない。そこは違うところ」

同じ基地問題を抱える馬毛島で今、何が起きているのか?訪れたのは夜明け前の漁港。馬毛島へ向かう作業員を乗せた漁船が並ぶ様子は、基地工事の本格化を象徴する光景です。

(熊本教授)
「(辺野古でも)警戒船という形で漁船を出しているから、一緒といえば一緒」 複数の漁業者によれば、作業員の送迎による1日の手取りは4~5万円ほどになり、漁をせずに送迎をする人も多いといいます。

(漁師)
「8人(乗る)と聞いている。全く誰が乗るか分かりません」

「(Q.漁に比べ、送迎はどう?)
漁業は魚は釣れないし、なかなか難しい」 そして、地元漁協でも大きな動きが…。

(種子島漁協 浦添孫三郎組合長)
「(漁業権の)一部消滅に協力するということになった」 漁協は防衛省に22億円の漁業補償を提示され、馬毛島周辺の漁業権の一部放棄を求められていましたが、この日、漁業者から多数の同意が得られたと明らかにしました。

(組合長)
「今後漁ができるか不安もあるが、そのためにどうしてくれるのか、今後(国と)話し合っていかないといけない」

(熊本教授)
「同意をした漁業者が同意書を提出して、提出しなかった人は同意か反対か?」

(組合長)
「分からない」 かつては500人以上が暮らし、漁業と農業で栄えた馬毛島。基地整備で大きく変わろうとする現状に、元島民は。

西之表市で漁業を営む山下六男さん(84)です。
戦後の食料難で、19歳で開拓団として馬毛島に渡り、20年ほど暮らしました。漁業権の一部放棄には同意しましたが、複雑な思いも…。

(熊本教授)
「海にも関わってきて、馬毛島で生活して、今、基地建設が始まっているが?」

(元馬毛島島民 山下六男さん)
「私が馬毛島にいたころはもっと漁が良かった。宝の島だった」

「(漁業権放棄について)
皆さんどう考えているか分からない。寂しいが、(同意したほうが)いいと思う」

(熊本教授)
「賛成・反対で語り切れないものがある」 地元経済にも変化が出始めています。

種子島の人口はおよそ2万7000人。概ね4年間の工期中に投入される作業員は、馬毛島で今後整備される宿舎への滞在者も含めて、ピーク時で4000人ともいわれています。
種子島では、すでに多くのホテルや民宿が作業員で満室。レンタカーの需要も増えて予約がとりづらくなっています。

いっぽう…。 カラオケ店をおよそ30年営み、地域の商店街組合の代表も務める平川浩さんです。

(カラオケ店経営 平川浩さん)
「人が増えているのはプラス効果だが、効果を感じる体験ができていない」
「期待はしているが、何とも言えない」
「経済効果に期待はしている」と話すものの、基地計画の話になると…。

(熊本教授)
「基地整備でいろんな負担も来ると思うが?」

(平川浩さん)
「賛成・反対の話は分からない。答えにくい。ちょっと人間関係がギスギスしているところもある」 計画に揺れ動く思い。ただ、街の声を聞くと、別の課題も見えてきました。

(市民)
「何とも言えない。

(Q.賛成・反対は言いにくい?)
工事が進んでいるからどうしようもないと思う」
「実感がないですね。ちょっと他人事みたいな感じ」 それは、基地問題に対する関心の低さです。熊本教授はこの点が、辺野古とは大きく違うと話します。

(熊本教授)
「辺野古の場合は陸上部分から沿岸を埋め立てて基地を作るので、基地と住民の距離が近い」「(馬毛島は)何の工事しているか分からない。
そのことも、市民が実感を持ちにくい理由ではないか」 そして、住民の関心が低いままでは、計画がなし崩しで進んでいくおそれがあるといいます。

(熊本教授)
「とにかく建設を始めてしまい、それにみんながなし崩し的、否応なしに対応せざるを得なくなっている。
市民がきっちり話し合い、今後の馬毛島・種子島をどうするか考えた上で、進めていくべき」 住民の実感もまだ沸かない中で進む基地計画。地元はどのような未来を描いていくのか?課題は残されたままです。

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