馬毛島2022年8月1日 死後の生

馬毛島

今朝の馬毛島です。

8月に入りました。

台風は無事通過したのですが、毎日の日差しがとても強く熱中症アラートがなりっぱなしです。
年配の方など、注意して過ごしていただきたいと思います。
ここから見える馬毛島はとても静かに見えますが、この島は政府によって軍事施設の建設が予定されています。
何回か書きますが、いわゆる「賛成」「反対」は置いておいて、軍事施設が自分の生活の近くにあるのは、嫌だと考えることは、一般の人にとっては当たり前のことだろうと私は考えていました。

でも、そんな単純なことではなくもっと複雑で、例えば「死後の生」をイメージできる人の中には、そのことが自分の生きた価値として残るような感覚を持っている人もいるのかもしれないと考えるようになりました。
自分や自分の世代の人の選択が、人の役に立つのであれば、そのことが現在の自分にとって嫌なことであっても受け入れることもあるのかも知れないと考えたからです。

当然、その選択の代償としての補償金などは問題外の話としてです。

ネット上で拾った話なのですが、原子力発電所の利用が国是となっているようなスイスのような小さな国で、どうしても国全体から考えた時に必要なものとして原子力廃棄物処理場の建設場所を選定しなければならなくなった時の話です。
国を挙げての検討作業が行われ、ある小さな寒村が候補地として挙げられた時にそこの住民に住民投票をしてみて、どうにか過半数の賛成で建設ができる状況を作ることができるようになったそうです。
でも、その時にある実験のようなことが行われ、その施設を建設することになったら全住民に補償金を支払うという条件で再度アンケート調査が行われたところ賛成数は半分に減ってしまったそうです。

お金のことだけではなくて、違う感覚が住民の中にはあるのかもしれないと思いました。自分の選択が「死後の生」をイメージできるようになってくると違う感覚が働く人も出てくるのかもしれません。

そんな簡単なことではないからこそ、口をつぐむ人も多いのだろうと思います。

世界が平和でありますように

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