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馬毛島問題で初協議 国・西之表市「不安解消と期待の具体策を議論」
2/28(月) 19:43配信
MBC南日本放送
馬毛島への自衛隊基地の整備とアメリカ軍の訓練移転を巡る問題で、地元・鹿児島県の西之表市が求めていた国との協議が28日、初めて開かれました。市は、「市民の不安解消や期待につながる方策を議論していく」としています。
(防衛地方協力局・青木健至次長)「防衛省としては協議の場を通じ、住民の期待と不安を解消するため、市と緊密に連携して対応」
(西之表市・八板俊輔市長)「協議の場を通じて、国が住民の期待・不安にどう向き合うのか評価することも重要。特にこの問題は、透明性・信頼性の高い協議をすることが市民の不安解消につながる」 協議は西之表市役所で開かれ、西之表市から八板俊輔市長ら、防衛省からは地方協力局の青木健至次長らが出席しました。協議は冒頭を除き非公開で、防衛省に「協議の場」を求めていた八板市長は「事務的なやりとりになる」として、冒頭のみの出席でした。
(記者)「Q.冒頭以外は非公開だが、信頼性・透明性はどう確保?」
(西之表市・八板俊輔市長)「協議内容、議題はしっかり出せるよう、支障ない範囲で市民に提供。細かいところを中途半端に出すといけないかもしれないので、フルオープンではなく、この形に」
(記者)「Q.協議には出ない?」 (西之表市・八板俊輔市長)「重要な時には同席するので…」 協議の中で、市はこれまでに市民から寄せられた基地の騒音や安全面への不安、再編交付金への期待などを改めて伝えたということです。市は「治安や安全面など市民の不安解消と、経済活性化など期待につながる具体的な方策を議論していくことを確認した」としています。
(西之表市・大平和男副市長)「無制限に時間があるわけではない。環境アセスメント(の公表)もあるので、できるだけ短い時間で凝縮し、話をしていきたい」
(防衛省地方協力局・信太正志参事官)「安全面、環境面、騒音が市民の懸念事項。できるだけ丁寧に説明してご理解いただけるよう尽くしたい」 協議に先立って、市民団体が市役所前で抗議活動を行い、反対の立場を貫き通すよう、市長宛てに声明文を出しました。
(整備に反対の市民団体・前園美子副会長)「協議の場は機密事項があるかもしれないが広く公開してほしい。基地整備は失うものが大きい。その気持ちを(市長に)貫いてほしい」 一方、賛成派の団体は…。
(基地整備に賛成の住民団体・杉為昭事務局長)「オープンな場で協議してほしい」 次回の協議は3月中旬をめどに開かれる予定です。
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