馬毛島 2022年1月8日

馬毛島

今日の馬毛島です。

風や波もなく穏やかな日でした。

馬毛島問題の基礎知識

第80回目はこれです。

日米安全保障協議委員会(「2+2」)

日米安全保障協議委員会(「2+2」)の協議結果が掲載されている外務省のページを紹介します。

馬毛島関連ニュース

以下は南日本新聞社さんより

馬毛島は自衛隊基地の「整備地」、米軍訓練を移転 日米両政府が確認 防衛相「候補地ではない」

1/8(土) 7:50配信

南日本新聞

馬毛島

 日米両政府は7日、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)をテレビ会議方式で開いた。これまで米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画の「候補地」としていた西之表市馬毛島について、「整備地」と正式決定したことを確認した。

 日本側は2022年度予算案に滑走路など基地本体の工事経費を計上し、早期整備に努力する考えを表明した。協議後に発表した共同文書には、米側が日本の予算決定を歓迎したと明記された。 【写真】馬毛島基地の施設配置案

 日米間で馬毛島での整備計画が「決定した」との認識を共有したのは初めて。昨年末の西之表市議会での説明で防衛省は「馬毛島は候補地で、最終的に確定した状況ではない」としていた。

 同市の八板俊輔市長は「計画に同意できない」と反対の立場を示し続けており、頭越しの対応に地元の反発も予想される。

 2プラス2には、林芳正外相と岸信夫防衛相、米側がブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席。岸防衛相は在日米軍再編に関し、馬毛島での施設整備を進めるとし、環境影響評価(アセス)後に着手する基地本体工事費など3183億円を22年度予算案に計上したと説明した。

 岸防衛相は協議後の会見で、11年6月の2プラス2共同文書に、FCLP移転と自衛隊基地整備の「候補地」と明記された馬毛島の位置付けについて、「今回の共同文書で変更された」との認識を示した。

 「政府として(移転に必要な)滑走路や飛行場支援施設の整備経費を計上した予算案の閣議決定をもって整備を決めており、候補地ではない」と述べた。

 防衛省は12日に八板市長への説明を予定する。鹿児島県も説明を求めており、日程を調整中。

 2プラス2ではこのほか、中国の海洋進出や台湾有事を念頭に日米の抑止力を強化するため、鹿児島から沖縄に及ぶ南西諸島を含めた日米施設の共同使用を増やすことを確認した。

馬毛島 地元説明なく「候補地」から「整備地」 日米両政府のやり方に賛否両派から不満噴出

1/8(土) 8:39配信

南日本新聞

馬毛島

 西之表市馬毛島が米軍機訓練移転を伴う自衛隊基地の「候補地」から「整備地」となったことを日米両政府が確認した7日、地元では頭越しとも言えるやり方に不満が噴出した。

 住民への直接説明もないまま計画を進めようとする防衛省の姿勢が繰り返されているとして、賛成派は「市民置き去りだ」と批判、反対派も「民主主義に反する」と指摘した。 【写真】馬毛島基地の施設配置案

 政治団体「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」の折口金吉会長(70)は「島を国有地化する時点で『整備地に決めた』と言っていれば、施設誘致の機運が市内でより高まっていたはずだ。昨年12月に出た配置案が悔やまれる」。

 これまでも防衛省の説明不足を指摘しており、「市民の反発を招くのは『候補地』でのらりくらりかわしてきたからだ」と語気を強めた。

 市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の三宅公人会長(69)は、大臣会見をインターネットで視聴した。

 「整備予定地には市道や学校跡地があり、市長も計画に同意していない。解決すべき課題は多いのに勝手に『整備地で決定』と言えるのか」と主張。「大臣が国会で議論すると言わなかったのも残念。強引で民主的ではない」と話した。

 鹿児島県塩田康一知事は取材に「今まで候補地との説明を受けている。(来年度の)予算措置をもって候補地でなくなったというのは聞いていない」と応じた。「地元にしっかりとした説明がないままで、丁寧さに欠ける。そんな対応では地元の理解も得られないのではないか」と述べ、県としても説明を強く求める考えを示した。

 一方、計画に反対の立場の八板俊輔市長は「住民の不安や懸念の解決を強く望むとともに、情報収集に努め、適切に対応する」とコメントするにとどめた。意図について「防衛省に聞きたいことがある。12日に説明を受けた上で考えを述べたい」としている。

馬毛島基地計画 防衛省が島内管理用道路に着工 葉山港岸壁改修も開始

1/8(土) 10:10配信

南日本新聞

馬毛島

 西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を進める防衛省は7日、島内での管理用道路整備事業に着工したと発表した。一環で行う葉山港岸壁の陥没箇所の修復を始めた。同省が発注する島内での工事着手は初となる。

 道路は国有財産維持が目的で、現在手続き中の環境影響評価(アセス)の対象外。総延長約23キロで、砂利の敷設などを行う。工期は2023年3月末までとし、作業員用の仮設建物建設なども含む契約時の総事業費は65億8000万円。昨年3月に事業者を決めた。

 葉山港は市の管理漁港。荷降ろしなどに利用する岸壁のコンクリート舗装が陥没し安全性に問題があるとして、種子島漁協が市を通じ復旧を要望していた。

 市は昨年12月28日に復旧工事を許可した。  同省によると、港の改修は道路整備に用いる物資の運び込みなど作業の円滑化や、経費の効率化につながる。同省は「種子島漁協の要望にも沿い、西之表市と漁協への協力になる」とした。

 漁協は水深が浅い港のしゅんせつも求めている。市は現時点で許可しておらず、同省と調整中。

以下はKTS鹿児島ニュースさんより

「国は大エラー」 馬毛島巡る防衛大臣の発言に西之表市長反発 鹿児島

1/8(土) 18:25配信

鹿児島ニュースKTS

鹿児島テレビ

 岸信夫防衛大臣がアメリカ軍の訓練移転の候補地などとなっている西之表市の馬毛島について、「整備は決定した」との見解を示したことに対し、八板俊輔市長は「国はごまかせると思っているが、大エラーだ」と反発しました。 アメリカ軍の訓練移転の候補地などとなっている馬毛島について、岸防衛大臣は7日、「候補地ではなく、整備を決定した」との見方を明らかにしました。

  これについて西之表市の八板市長は8日、KTSの取材に対し、「国はごまかせると思っているが、環境アセスメントの途中なので、大エラーだ」と強く反発しました。

  八板市長は12日に、防衛省から具体的な説明を受けるということです。 一方、整備計画にそれぞれ賛否の立場を示す住民団体は・・・。

西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会:杉為昭事務局長 「確実に馬毛島の基地化に向けて一歩前進ということで大歓迎」

馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会:三宅公人会長 「民主主義や地方自治をないがしろにする不遜な態度だ」

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