今朝の馬毛島です。曇りです。昨日はたくさんの人に見られていた馬毛島でした。今朝は、鳥の姿もありました。イルカ岩の横にいました。
イルカ岩の隣に鳥がいました。
以下の記事は、南日本新聞社さんのホームページより
ルポ】馬毛島FCLPデモ飛行 静けさ破る「ゴーッ、ドドドド」 騒音 深夜訓練に不安
5/17(月) 6:05配信
種子島から西に約12キロ、標高71メートルのなだらかな西之表市馬毛島の上空を航空自衛隊F15戦闘機が縦横に行き交う。雷鳴のような飛行音が「ゴーッ、ドドドド」と迫り、静かな島の空気を切り裂いた。激しい騒音が懸念される米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転を計画する防衛省がデモ飛行をした16日、島沿岸の葉山港と海を隔てた西之表市街地で音を聞いた。
「FCLP反対」などと書かれた看板が並ぶ港には、島の大半を所有していた開発会社関係者や漁業者ら10人程度がいるのみ。波音と鳥の声がよく響く。
日中午後3時半からの1回目。面積8.2平方キロの島を戦闘機が横切る瞬間、エンジン出力を上げたのか、爆音で身体がすくむ。手元の音量計は最大値90~100デシベル前後を指すことが多い。4時27分ごろ、聴覚機能に障害が出るレベルの最大値115デシベルを指した。
午後6時から日没前後の2回目は、西之表市街地にある熊毛支庁から眺めた。近くの同市役所から聞いた4月26日の事前訓練時よりエンジン出力を大きくしているためか、音が響く。機体が肉眼で見える時間はわずか。どこからともなく「ゴーッ」と聞こえる。
鹿児島県が熊毛支庁で測定した音量は、日没前後の最大値が67.0デシベル。飛行前43~46デシベル程度とそれなりの音がした。日中は日没前後より少しうるさいとされ、飛行前45~50デシベル程度なのに対し最大値71.7デシベルだった。飛行が終わったのは薄暗くなった午後7時だった。
種子島の夜は静かだ。FCLPは日中から午前2時ごろまで実施されるという。音の感覚には個人差があり、風向きや天候、気温で伝わり方は変わる。寝静まった深夜にひっきりなしに米軍機が飛ぶと想像すると、不安がよぎった。
馬毛島・自衛隊基地計画 アセス準備書後に鹿児島県が方針 デモ飛行騒音 西之表市長「実際はまだ大きいのでは」
5/17(月) 8:30配信
騒音計の前でデモ飛行を見学する塩田康一知事(左から3人目)=16日午後3時35分ごろ、西之表市
16日の空自機によるデモ飛行を西之表市の県熊毛支庁から見学した鹿児島県の塩田康一知事は「住民の判断をミスリードする可能性がある」として騒音の所感は語らなかった。馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)を伴う自衛隊基地整備計画に対する県の考えを示す時期は、環境影響評価(アセスメント)の準備書が出されてからになるとの見通しを示した。 【写真】2台の騒音計で測定する防衛省職員=16日、西之表市の種子島合同庁舎
同支庁には県が道路交通調査などで使う騒音計1台を設置。デモ飛行前の数値が40デシベル台だったのに対し、午後3時半からの日中に最大71.7デシベル、同6時からの日没前後は67.0デシベルを計測した。
塩田知事は「音のレベルを体感できたことは有益。住民の声を理解しやすくなる」と強調。「住民や西之表市から再度デモ飛行の要望があれば、県から防衛省に働きかける」としつつ、「アセスの結果を見なければ、住民も(騒音の程度を)判断するのが厳しいのではないか」と述べた。
同市の八板俊輔市長は午後3時半からの1回を市役所内から見学した。「馬毛島と種子島の海峡を戦闘機が飛ぶのは異様。実際はもっと大きな音がするのではないか」と懸念。中止分の実施を求めるかについては「市民がどう聞いたのかを踏まえ、防衛省と協議したい」と話した。
中種子町の田渕川寿広町長は日中が馬毛島を望む同町の星原小学校、日没前後は内陸の町役場で見守った。「今回で全てを判断できるわけではないが、自分の感覚では住民が心配するレベルではなかった」と振り返った。
南種子町の小園裕康町長は、日中に西之表市住吉、日没前後には町内で馬毛島に最も近い島間に足を運んだ。「旅客機が種子島上空を飛んでいるような音だった」と表現。「町民が計画を議論するきっかけになればいい」と話した。
馬毛島デモ飛行 音量速報値 西之表で最大68デシベル 防衛省
5/17(月) 23:00配信
西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画を進める防衛省は17日、航空自衛隊F15戦闘機による16日のデモ飛行時に周辺6市町村の計14地点で測った音の速報値を発表した。西之表市の種子島合同庁舎の68デシベルが最高で、1回目の飛行の日中(午後3時半~4時半)に出た。騒音の目安で高速道路を走行中の車内やセミの声に例えられるレベル。 【写真】馬毛島上空を飛ぶF15戦闘機=16日午後4時20分、西之表市馬毛島
訓練音の程度を示すため、日中に5機が目視・計器飛行方式による計8経路を各1周、日没前後(午後6~7時)に2機が計器方式の4経路を各2周した。防衛省職員が種子島1市2町、屋久島町、南大隅町、三島村竹島で計測。瞬間的に確認された最大値を公表した。観測地点の当時の風向きは南南西だった。
走行中の車内やデパート店内レベルとされる60デシベルを日中に超えたのは同庁舎のほか、西之表市の大崎地区(63デシベル)と住吉地区(60デシベル)の計3カ所。日没前後は同庁舎(66デシベル)、大崎地区(60デシベル)。
中種子町の2地点でも、エアコンの室外機レベルに近い40デシベル後半の数値が出た。南種子、屋久島、南大隅の3町と三島村の計6地点は飛行前と比べ、明らかな変化はなかった。
防衛省は速報値の公表を「早期に客観的な情報を提供するため」と説明。手続きが進む環境影響評価(アセスメント)に今回の実測値を反映させない。今後、数値を分析し、詳細な結果を改めて公表する。
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